解熱/鎮痛

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解熱/鎮痛剤

頭痛・関節痛・歯痛・生理痛など、感覚中枢に働きかけ痛みを沈める、又は感じなくするのが、この薬の特徴です。
市販薬で手に入る解熱鎮痛剤は、大きく分けて@非ピリン系とA非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)で、 マレーシアでよく目にするパラセタモールは、非ピリン系に含まれます。

非ピリン系

非ピリン系の薬は、一般的にはアレルギーを起こす可能性が低いとされており、 アセトアミノフェン(Acetaminophen 別名:Paracetamol)が有名で、マレーシアではPanadolやMilidon等が手に入り、 明らかな抗炎症作用は持たず、痛みを感じなくする作用を持っています。

非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)

非ステロイド性抗炎症薬(Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs)とは抗炎症作用、鎮痛作用、解熱作用を有する薬剤の総称です。 アセトアミノフェンとは違い、抗炎症作用を持ちます。 代表的なものは、アセチルサリチル酸のアスピリンです。

【注意】
インフルエンザやデング熱、マラリヤによる発熱では、 減少した血小板をさらに減少させ、出血を助長することがあるので、解熱剤として、 非ステロイド性消炎剤(NSAIDs)を使用しないでください。
パラセタモールによる解熱と、医師の診断を受けることをお勧めします。

マレーシアの解熱/鎮痛の薬

アセトアミノフェン=パラセタモール

パラセタモール アセトアミノフェン(Acetaminophen)は、別名パラセタモール(Paracetamol)と言い、 マレーシアでは一般的な解熱鎮痛薬です。日本ではアセトアミノフェンと言う方が一般的。
体温調節中枢に作用して皮膚血管の拡張を起こし熱放散を増大して解熱作用を起こしたり、 視床と大脳皮質に作用して痛覚閾値を高めて軽度の痛みを抑える。
正常な服用量では、アセトアミノフェンは胃を刺激せず、 血液凝固、腎臓あるいは胎児の動脈管収縮などの影響がない。 また、興奮、眠けなどの副作用が無く、依存性、抵抗性および禁断症状に関する問題が完全にないという利点を持っている。
ただ、アルコールと同時摂取により、肝障害を起こしやすく、悪心、嘔吐の可能性もある。

アスピリン=アセチルサリチル酸

アスピリン アスピリンは、関節炎、痛風、腎結石、尿路結石、片頭痛や、さらには、 手術後の痛み止めや、外傷、生理痛、歯痛、腰痛、筋肉痛、神経痛などの鎮痛目的で使用されています。

アスピリンは小児は服用するべきではありません。
風邪(特にインフルエンザや水痘)に感染した小児が使用するとライ症候群を引き起こすことがあります。 また、肝障害を伴った重篤な脳障害で死に至る危険があります。
血液中の血小板の働きを抑制するので、血が固まりにくくなるので、 1日150mg〜300mgだと解熱・鎮痛への即効性が強くなりますが、1日75mg〜150mgが適量と言われています。
副作用として、吐き気、消化不良、消化器潰瘍・出血、肝臓酵素増大、下痢、ふらつき、塩および体液停留、高血圧があげられます。 胃が弱い方、お子様はパラセタモールがお勧め。

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